2013年9月6日金曜日

部屋言葉。


もう空っぽになった
部屋がそう言っております

でも、僕は軽い模様替えで部屋を説得します
もう一曲だけつき合ってください



音楽と言葉がぶつかる度に
僕はペプシが飲みたくなります


歌詞、尽力中





一路


2013年5月29日水曜日

都会の川

東京に引っ越してきてからもうすぐ6年

住宅街をすり抜けるように
ちょろちょろと流れている水深の浅いドブ川へ
僕はよく鯰を釣りに出かけます

最近は頻繁に


レコーディングが終わって深夜に時間が出来始めたのもあるし
昨今、生まれて初めて車を購入したのも要因でありますが


岩や
水性植物だけではなく
時には自転車、スクーターなどがストラクチャーと化す
まさに都会の川

そこに潜む彼ら鯰を何年も飽きずに追いかけ続けている自分


なぜなんだろうと、ふと自問自答してみますと
それは北海道から東京に出てきた自分と鯰を無意識に重ねているからなのだと
気づきました



荒れた都会の川で生きる鯰との仲間意識

それを確かめに川へ足を運ぶ日常は
東京という街で擦れっ枯らしになりかけている昨今の僕にとって
至極重要な事柄であることは確かであります




一路





2013年2月16日土曜日

『sakanaction』



ようやく新しいアルバムが完成しました


過去に今回のアルバムほど
様々な角度からリスナーを意識して作ったアルバムはありません


僕たち私たちサカナクションが
本能で感じて、無意識に作ってしまう今の音楽と言葉と
音楽を信頼しているリスナーの皆さんを
何とかして繋げたい

その気持ちはずっと変わりません


2013年3月13日発売です

宜しくお願い致します



一路








6th ALBUM

サカナクション
6th ALBUM
「sakanaction」
2013年3月13日(水)発売
初回生産限定盤(CD+Blu-ray) VIZL-519 ¥3,990(TAX IN)
初回生産限定盤(CD+DVD) VIZL-520 ¥3,780(TAX IN)
通常盤 VICL-63999 ¥3,000(TAX IN)

初回生産限定盤のみボーナストラック収録予定
初回生産限定盤の映像作品はライブ映像、ドキュメント映像を収録。
■version21.1 fourth
・DocumentaRy

■TOKYO FM & JFN present EARTH×HEART LIVE 2012
・アルクアラウンド

■SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE
・OPENING
・Klee
・フクロウ
・ホーリーダンス
・インナーワールド
・サンプル

■SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012
・アイデンティティ
・ルーキー

ビデオクリップ(※Blu-rayのみ収録)
・僕と花
・夜の踊り子
・ミュージック  
Blu-rayのみMusic Videoを収録予定

収録曲
01. intro
02. INORI
03. ミュージック
04. 夜の踊り子
05. なんてったって春
06. アルデバラン
07. M
08. Aoi
09. ボイル
10. 映画
11. 僕と花
12. mellow
13. ストラクチャー
14. 朝の歌
15. 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(Ks_Remix)

M-03: フジテレビ系ドラマ ドラマチック・サンデー「dinner」主題歌
M-04: 2012年度モード学園(東京・大阪・名古屋)TV・CMソング
M-08: 2013NHKサッカーテーマ
M-11: 関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」主題歌
M-15: 初回生産限定盤のみボーナストラック





2013年1月3日木曜日

明けましておめでとうございます。


去年は、本当に難しい一年間でした


新しい事と今までの事を

変わらないまま溶け込ませるという感覚が

非常に繊細になってきたからだと思います


それは、きっと自分たちの状況や

個々の生活や

関わる人の数や

時代や

その渦中に生きているという自覚によって引き起こされた事象だと僕は考えています




去年の9月くらいから僕の自宅で

まるで学生時代の放課後のようにメンバーと音楽を作り始めました

5人全員集まっての自宅レコーディングです


タイアップや楽曲提供など新しい挑戦が続き

本来、僕らが感じ合ってきた音楽は一体どういったものだったのか

スタジオではなく僕の部屋でリラックスしながら

それを再確認しようと始めたのですが

この制作方法がもたらしたもっとも大きな変化は

『今』という感覚の共有でした



今、この部屋で歌が生まれて

その歌が5人でアレンジされ、この部屋から広がっていくという

当たり前だけどなかなか自覚できていなかった『今』というこの感覚





今、何が好きなのか

今、何が必要なのか

今、何と向き合っているのか


それを5人で感じ合えた事がもっとも大きな収穫であり

これから大きな変化をもたらしていくはずなのです



今年もサカナクション一同

音楽に埋没していく所存でございます故

宜しくお願い致します





一路